異形押出しの豆知識
2話 異形押出しってなに?
プラスチックの成型方法には、「射出成形」や「押出成形」などがあります。
「射出成形」とは、たい焼きを作るようにドロドロに溶かしたプラスチックを型に流して成型する方法で、高速かつ大量生産に向いています。
「押出成形」とは、押出機内でドロドロに溶かしたプラスチックを、ところてんのようにググっと押して型を通して成型する方法です。金太郎飴のように同じ断面のものを長く作る製品に向いています。
そのなかでも、ただの丸や四角ではない様々な形のものを、金太郎飴のように長く作っていくことを「異形押出し」と言います。
異形押出しには複雑な断面形状が多く、金型の設計、材料の流れなどを設計するのに豊富な知識と経験が必要になります。
現在、セイキ工業で生産している主要な製品は住宅資材が多いのですが、住宅にはこの「断面が同じで長いもの」が結構多く使われています。探してみるときっと驚きますよ。